お葬式における遺影写真の選び方
お葬式における遺影写真の選び方
お葬式の式場において、祭壇の中央に飾られ、ご遺族様やご会葬者様が最も長く視線を向けることになるのが遺影写真です。ご遺影は、故人様のお人柄や生前の面影を象徴する大切な在りし日の思い出です。見落としがちですがご遺影は葬儀の場にとどまらず、その後の四十九日法要や年忌法要、そしてご自宅の仏壇の近くで永く家族を見守り続けるものとなります。そのため、いざという時にどのような写真を選び、どのように仕上げるべきかという点については、事前準備をしておかないと慌ただしい葬儀の準備の中で後回しにしがちとなってしまいます。
まず遺影写真を選ぶ際の基本的なポイントは故人様らしい自然な表情とピントの正確さです。以前は、免許証やパスポートの証明写真のような、真面目な顔をした正面向きの写真が一般的でした。しかし現代では、笑顔のものや、旅行先・趣味を楽しんでいる最中の、生き生きとした表情の写真を選ばれるご家庭が主流となっています。写真のデータや現物を選ぶ際は、できるだけ故人様の顔が大きく写っており、輪郭や目元にピントがしっかり合っているもので画素数の大きいデジタルデータ、または引き伸ばしてもボケない鮮明なプリント写真を複数枚候補としてご用意いただくのが理想的です。
そういった写真や画像データがすぐにご用意出来ないといった方にもお伝えしたいのが、近年の遺影写真における画像処理技術の進歩とデザインの多様化についてです。従来の遺影写真といえば、日常の衣服を黒い喪服へと着せ替え、背景を一色のグラデーションに差し替える加工が一般的でした。しかし現在では、不自然な着せ替えをあえて行わず、故人様がお気に入りだった普段着や、お仕事の制服、趣味のウェアなどの姿をそのまま活かすケースが増えています。背景についても、従来のグレーやブルーだけでなく、故人様が好きだった花々、思い出の場所、あるいは新緑や青空といった、明るく柔らかな印象を与える背景への加工が非常に人気を集めています。これにより、祭壇全体の雰囲気も温かみのあるものへと変わり、ご遺族様の心の慰めにもつながっています。
デジタルデータの取り扱いや生前からの準備という視点も重要になります。スマートフォンやデジタルカメラの普及により、日常の写真データは増えているものの、万が一の際に「どの端末のどのフォルダにあるか分からない」というトラブルが頻発しています。家族写真はパパが家庭内で一手に引き受けているご家庭ではよくあるケースです。そこで終活の一環として、ご自身がお気に入りの写真をあらかじめ1枚指定しておくことや、ご家族と共有しているパソコンやクラウド上に遺影用として保存しておくことは、残されるご家族の負担を大きく軽減するスマートな選択です。
私たちセレモでは、松戸市内の各ホールにおいて葬儀の事前準備のご相談を承っております。お持ちいただいたお写真から、服装の微調整や背景の合成、お顔のシワや光の加減の自然な補正など、ご遺族様のご要望に合わせた高品質な仕上げが可能です。大切なご家族の最高の笑顔を永く遺すために、ご遺影に関するご質問やご相談も、どうぞお気軽にセレモまでお寄せください。















