社葬の前に
社葬は一般的には「大規模な葬儀」になります。その為、一定の準備期間(2~4週間)が必要です。また、事前に個人葬(密葬)を終え、その後、改めて社葬をおこなうという場合が多く、一般的に社葬は告別式と考えてよいでしょう。もちろん、故人の死と共に開始される葬儀式自体を、社葬とする場合もあります。
セレモはいかなる場合にも対応いたしますので、安心してお任せください。
社葬の形態
ひとくちに「社葬」といってもさまざまなパターンがあります。
費用、運用すべて会社が営む文字通りの社葬
いったん個人葬(密葬等)をおこなった後、数週間後に改めて本葬(社葬・告別式・お別れ会)の形式でおこなうケース
葬儀のすべての費用を会社が負担し、実質的な社葬でありながら、名目上は遺族主催の個人葬とするケース
この他に、遺族が費用を出し、会社の運営でおこなうケース
遺族と会社、または会社と団体が協力し合って合同葬をおこなう場合
社葬の流れと運営組織
社葬・団体葬の実施にあたっては、マニュアル(作業手順書)を作成し、十分な準備をすることが大切です。セレモでは事前準備から社葬のアフターフォローまで、ご担当様を全面的にサポートさせていただきます。
社葬の流れ
運営組織
事前の準備
社葬決定
社葬の実施は取締役会が決定します。葬儀委員長の決定
葬儀委員長は社長または会長が就任します。葬儀委員と実行委員長
葬儀委員は取締役全員。実行委員長は、総務部長、または秘書室長があたります。全体概要
全体概要を作成します。職務表
職務表を作成し分担を明確にします。会場
会場図面、会場案内図(交通機関案内・駐車場案内)を作成します。着席図
葬儀式・告別式の着席図を作成します。本人の記録
社葬の開始にあたって「本人に関する記録」を作ります。会社の記録
同じく「会社に関する記録」を作ります。組織図
社葬運営組織図を作成します。式次第
社葬でおこなう宗派を決定し、式次第を作ります。社葬の式次第
※個人葬(密葬)が終了していることを前提とした場合
- 遺族入場 / 一般社員入場出迎え
- 開場/葬儀参列者案内
- 葬儀式 / 開式 / 僧侶 / 焼香 / 閉式
- 告別式 / 葬列入場(葬儀委員長、喪主・位牌、令夫人・遺影、遺族・遺骨)
- 葬儀委員長式辞
- 故人追悼 / スライド / BGM / ナレーション
- 弔辞 / 代議士 / 市長 / 商工会議所会頭 / 友人代表 / 社員代表等
- 追悼 / 会社合唱団等による故人愛唱歌等の合唱
- 喪主挨拶 / 葬儀委員長・遺族並ぶ
- 告別 / エレクトーン等演奏 / 参列者献花 / 退場
以上をもって終了。喪主より社員へ挨拶 遺族は帰邸 社員による遺族見送り
社葬の費用
費用負担
社葬の場合、費用は全面的に会社が負担しますが、次の費用は遺族側が負担するのが妥当とされます。・死亡時の病院への支払い
・戒名料
・火葬料
お布施について
僧侶への読経等へのお布施は会社負担が妥当でしょう。(お布施も税法上は宗教法人の収入である以上、要請によっては領収書を発行するところもあります。)
香典について
社葬で受け取る香典は会社か遺族か。一般的に遺族側とされます。告別式では香典辞退が多くなっています。